産婦人科を舞台にしたTBSドラマ「コウノドリ」(金曜午後10時)と厚生労働省のタイアップが決定し、28日、同局が発表した。風疹についての理解・普及を図ることになり、主演の綾野剛と塩崎恭久厚労相が面会した。

 施策の啓発メッセージを掲載したタイアップリーフレットを塩崎氏に手渡した綾野は「子供のころにワクチンを受けたが、このドラマをきっかけにあらためて抗体検査を受けた」。また「たった1本の注射で救える命があるということを、ドラマというフィクションのメディアを通して、現在進行形で起こっているノンフィクションのところへ届けるというのは、本当にいいドラマ作りとして正しいやり方のひとつだと思う」と伝えた。

 塩崎氏は「人の命と健康を守ることができる素晴らしい番組を作っていただいて、本当にありがたく思っています。番組を通じて若い人たちに意識を持ってもらえることが大事」と期待を寄せた。

 10月30日放送の3話では、風疹がテーマになっている。