女優栗山千明(31)が来年1月2日放送のテレビ東京系新春時代劇「信長燃ゆ」(放送時間未定)でヒロインを演じることが19日、分かった。栗山は8月に転んで右脚スネを複雑骨折、全治2カ月の重傷を負っており、今回のドラマが演技復帰作になる。今月4日から収録に臨み、不安はないと自信をみせた。

 作品は、直木賞作家の安部龍太郎氏の同名小説を原作に、天下統一を志した織田信長と朝廷の対立を描く。主人公の信長を東山紀之が演じ、栗山は東宮・誠仁親王の妻の勧修寺晴子(かじゅうじ・はれこ)を演じる。武家と朝廷の対立に巻き込まれながら信長と道ならぬ恋におちる朝廷側の人物。朝廷の伝統にとらわれない自由な考え方を持つ。

 栗山は脚を気遣い、普段はゆっくり歩いている状態だ。現場では重さ17キロの十二単(ひとえ)を着て収録に臨むが「不安はないです。東山さんも監督も手を引いてくれ、気遣ってくれますから。東山さんはジェントルマン」と語った。

 また、晴子については「男性の中で臆することのないのは格好いい。仕事に頑張る女性に共感してもらえるはず。いけない恋はダメですけど(笑い)。あまり知られていない人物なので私が晴子を提示できたらいい」と意欲を示した。

 他に、信長のライバル近衛前久を寺尾聰、明智光秀を石丸幹二が演じる。