近藤真彦(51)が大みそかのNHK紅白歌合戦に19年ぶりに出場することが25日、分かった。今年迎えた35周年をビッグイベントで締めくくることになる。今年の紅白は、近藤を含め、ジャニーズ事務所から過去最多7組が出場する見込み。司会と出場歌手は今日26日夜、同局から同時発表される。

 ジャニーズ事務所の長男格、近藤が満を持して紅白に登場する。

 今年はCDデビュー35周年の記念イヤー。例年になく音楽活動に力を入れてきた。7月に作家伊集院静氏(65)が作詞した全24曲を収録した初セルフカバーアルバム「三十五周年 近藤真彦×伊集院静=二十四曲」を発表。これを引っ提げた35周年記念全国ツアーを行っている。来月9日には、同氏が作詞した35周年記念シングル「大人の流儀」を発表する。来月下旬は毎年恒例のディナーショーも開催。レース業も多忙だが、年末まで歌手としてフル稼働する予定だ。

 ある関係者は「35周年で精力的な音楽活動を行い、『ギンギラギンにさりげなく』『愚か者』などヒット曲も多く、誰もが知る人気歌手。今年の紅白の顔の1人になりうる」と期待を寄せる。

 近藤は、10月に紅白について「総力を挙げてお願いはしたくはない。『出ませんか』と言われたら、断る理由はないし喜んで出たい」と意欲を示していた。歌唱曲は、新曲や81年の初出場時に歌った「ギンギラギンにさりげなく」が有力だ。

 ジャニーズ勢は、昨年出場したSMAP、TOKIO、V6、嵐、関ジャニ∞、Sexy Zoneの6組の出場も確実。近藤が出場した96年を除き、94年以降はSMAP、TOKIOの2組に限定されてきたが、09年に嵐らが初出場。「ジャニーズ2枠以内」の慣例が破られた後、同局の強い意向もあって出場者が増えてきた。例年、紅白は紅組、白組とも各25組が出場しており、今年の白組出場者の約3割をジャニーズ勢が占めることになる。

 白組司会はV6井ノ原快彦(39)に決定。同局は、ジャニーズの人気アイドルをずらりとそろえ、高視聴率獲得を狙っている。