歌手のセリーヌ・ディオン(47)が、現地時間14日に夫で音楽マネージャーのレネ・アンジェリルさんが喉頭がんのために亡くなったことを発表した。73歳だった。

 セリーヌは公式ホームページで「レネ・アンジェリル(73) が、がんとの長く勇敢な闘いの末にラスベガスの自宅で今朝亡くなりました。家族はこの時にプライバシーを尊重して頂けることを望んでいます。詳しい情報はのちに発表されます」とコメントしている。

 セリーヌは12歳の時にレネさんに見い出され、歌手の道を歩むことになった。セリーヌは1994年にレネさんと結婚し、子供を3人授かっている。セリーヌは2014年に夫の治療に専念するために音楽活動を休止していたが、昨年8月にラスベガスのショーに復帰していた。復帰の理由は一番のファンである夫のためにステージに戻り、強く生きる姿を見せたいという思いがあったからであった。セリーヌはその当時、「初めに、私はここに来たくなかったの。必要ないの。勘違いしないでね。人々のために歌うことは大好きよ。でも、私には優先したいことがあるわ」「私の一番大きな仕事は夫に私たちは大丈夫だと伝えること。私が子供たちを面倒みるって。あなたは別の場所から私たちを見るの」「私たちは(医者に)何度も、あとどれくらい彼にありますか、3週間ですか、3か月ですか? レネは知りたがっていますって聞いたわ。でも、彼らは分からないって言うの」「私は『あなた怖いの? 分かるわ。私に話して』って言うわ。それでレネは私に『君の腕の中で死にたい』って言うの。分かった。私はそこにいる。あなたは私の腕の中で死ぬのよって」と語っていた。【ハリウッドニュース編集部】