解散危機にある国民的アイドルグループSMAP木村拓哉(43)と所属するジャニーズ事務所副社長の藤島ジュリー景子氏が17日、京都府内で対面した。

 木村は最初から事務所残留を表明。解散報道後に独立を翻意し、残留を望んだ中居正広(43)らメンバー4人の固い意思を確認後、副社長の藤島メリー泰子氏に4人の残留を働きかけていた。世論と木村の意向を受け、ついに事務所が解散回避に向けて動きだした。

 この日、木村の主演映画「無限の住人」がクランクアップした。木村は午後5時半ごろ、京都府内のロケ先から撮影所に戻り、打ち上げに参加。午後8時半過ぎに撮影所を後にし、京都駅に向かった。

 一方で、関係者によるとこの日午後、副社長のジュリー氏は京都入りした。クランクアップに伴い、関係者にあいさつした。その後、木村と対面し、今後についての話し合いをしたとみられる。クランクアップという節目とはいえ、副社長のジュリー氏が木村の仕事現場を訪れるのは異例。その日のうちに木村が東京に向かったことからも、緊急性と極秘性がうかがえる。

 話し合いの内容は不明だが、ジュリー氏は木村の真意を直接確認すると同時に、事務所の考えを伝えたとみられる。