SKE48佐藤すみれ(22)が、5月28日公開の映画「燐寸少女 マッチショウジョ」(内田浩監督)に主演することが27日、分かった。14年公開のオムニバス映画「放課後ロスト」の1話での主演はあるが、単独主演は初。「いろんな方に名前を知ってもらうきっかけになるような映画にしたい」と意気込んでいる。

 月刊ヤングエースに連載中のブラックファンタジー漫画の実写化。佐藤はなぞのマッチを売る少女リンを演じる。マッチを手に入れた人々は、具現化した妄想にのめり込み、大事なものを失っていく。佐藤はストーリーテラー的な立ち位置で、いわば女性版「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造だ。

 佐藤は昨年夏ごろ、主演の話を聞いたという。「すごくすごくすごくうれしくて、早くファンの皆さんに言いたくて、握手会で黙っているのが大変でした(笑い)」。リンはゴスロリファッションに身を包む少女。ロリータファッション好きな佐藤だけに、モチベーションはさらに上がりそうだ。

 SKE48と同じく名古屋を拠点に活動する男性ユニット「BOYS AND MEN」の小林豊(26)本田剛文(23)が共演する。名古屋を代表する男女グループの映画初共演となる。ほか、映画「ハリー・ポッター」シリーズなどで吹き替えを務める声優小野賢章(26)が出演する。2月上旬にクランクインし、東京、名古屋など全国で公開される。

 ◆佐藤(さとう)すみれ 1993年(平5)11月20日、埼玉県生まれ。06年のAKB48の7期生オーディションに合格。研究生を経て10年にチームBに昇格。同年、じゃんけん大会で6位に入り、「チャンスの順番」で初めてシングル選抜入り。12年、映画「ウルトラマンサーガ」で映画初出演。ミュージカル「ピーター・パン」にも出演。14年にSKE48へ移籍した。165センチ。血液型O。