KinKi Kids堂本光一(37)が14日、東京・帝国劇場で行われた主演舞台「Endless SHOCK」の1400回目の公演に出演した。終演後には、サプライズゲストの俳優市村正親(67)から、熱烈公開共演オファーを受けた。

 ラストのカーテンコールで、ステージに上った市村から花束を渡され、きつく抱き締められた。「1400回おめでとう! よくやったね。すごいよ」と祝福され、さらに「お願いがあるんです。ぜひ、光一君と、なんかやらしてください! 早くやりたい!」と頭を下げられると、堂本は「それは、もうもう、もちろん。ぜひ!」と恐縮しきりだった。

 堂本にとって、92年の「ミス・サイゴン」日本初公演で帝国劇場を踏んでいる市村は、ミュージカル界での大先輩だ。以前から市村の舞台を見て、刺激を受けていたという。「市村さんは『スウィーニー・トッド』も『ミス・サイゴン』も、いっぱいありますけど、そんな中で、いずれは…」と話すと、市村から「ぜひ!」と念を押され、ガッチリ握手を交わした。客席を埋めた1900人から大きな拍手が送られた。

 共演の女優前田美波里(67)からも「この先1500、2000、3000、4000回が迎えられますように」と激励され、頬にキスされた。祝福ムードのステージとなり、堂本は「自分は、今日という日が全てだと思って、回数にはこだわらずにやってきましたが、『SHOCK』は自分の全てをささげている舞台。それがみなさんに伝わるように、これからもやっていきます」と笑顔で締めくくった。【横山慧】

 ◆主な日本の単独主演連続公演記録 「Endless SHOCK」は14年10月、松本幸四郎主演「ラ・マンチャの男」の1207回(現在は1265回)を上回り、ミュージカル単独主演記録1位となった。演劇全体の単独主演では、故森光子さん主演の「放浪記」の2017回に次ぐ2位となっている。なお、「放浪記」が1400回を達成したのは、森さんが79歳だった1999年。