女優の南果歩(52)が、乳がんの手術を受けていたことを明かした。

 南は17日、一部で乳がん手術について報じられたことを受け、「手術のことは「スペシャリスト」の最終回が終わるまでは伏せておきたかったのですが、新聞報道が出た以上、自分の言葉でオフィシャルブログでお話ししますね」としてブログを更新した。

 夫で俳優の渡辺謙(56)が2月に早期の胃がんが見つかり手術を受けたのは、南の強い勧めで人間ドックを受けたことがことがきっかけだった。夫が入院することになり、同じく病院に泊まり込んでサポートしていた南は、夫の安心材料のためにと自身も人間ドックを受けたという。

 「その中で、精密検査の必要ありとの診断で再検査を重ねた結果、乳癌 ステージ1という最終診断がでました。『まさか、私が』これがその時の正直な気持ちです」と振り返った南。しかしこれは幸運であり奇跡なのだと自分に言い聞かせ、ドラマ収録を終えた後、今月11日に手術を受けたと明かした。

 早期とはいえ病巣を取り除いただけでは済まない乳がんのデリケートな問題に直面し「まだまだ乳癌という現実を受け入れるのには時間が必要です。当然、頭では分かっているはずなのに」と整理のついていない心境を明かした。

 そして夫と時同じくしてがんを患ったことに「私の助言から人間ドックを受けたことで謙の命を救ったのではなく、私の方こそ謙の病から救われた命です」と南。「精神的に辛い局面も『果歩の全てを一生愛す』その言葉が支えになりました」と夫に感謝。4月から始まる舞台稽古までは心身の回復に専念するとし、「神様が決めた寿命まで、ピンクリボンを胸に、命燃やして熱く生きたいと心から思っています」とつづった。