大竹しのぶ(59)主演映画「後妻業の女」(鶴橋康夫監督)の初日舞台あいさつが27日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われ、出演者らが大竹の関西弁を絶賛した。

 大竹が演じたのは、年老いた資産家らの後妻に入り、詐欺まがいの手口で財産をむしり取る通称「後妻業」の女。大竹自身は東京出身だが、大阪が舞台の物語で、早口の関西弁でまくし立てる「大阪のおばちゃん」を演じた。豊川悦司(54)も「イントネーションが完璧でした」と拍手するほどの熱演ぶりだった。

 すると笑福亭鶴瓶(64)は「誰に習ったん?」と横やりを入れ、津川雅彦(76)も「(元夫の明石家)さんまちゃんに決まってるだろう」と悪ノリした。すかさず鶴瓶が「英語をしゃべられへん人が外国人と付きおうたら、しゃべれるようになる。あれがものすごい財産になってる」と得意げに解説した。

 大竹が「(離婚したのが)25年ぐらい前なんですけど。忘れました」と苦笑いで否定すると、鶴瓶は「あんなもん、忘れられへん」と、さんまのものまねを交えて追い打ちをかけていた。