NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の20日の平均視聴率が23・8%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高は8月17日で常子(高畑充希)が、かつて帝大生で常子にプロポーズした星野武蔵(坂口健太郎)と再会してしまうというドラマチックな展開。25・9%を記録した。最低は8月6日で、放送時間が変わったため、18%だった。

 20日の回は、母君子(木村多江)は、退院して自宅に帰ってきていた。体はがんに冒されていた。

 あるとき、鞠子(相楽樹)の娘が熱を出した。君子は鞠子にかわって看病をしているときに、鞠子の小さいころを思い出していた。

 美子(杉咲花)の長女を髪をとかしながら、美子の小さいころも思い出した。鞠子の息子の書いた家族の絵は思い出にもらっておいた。

 君子は、残された時間が長くはないことを悟り、大勢の家族の思い出を集めるように暮らしていた。そのことを常子も感じていた。

 ある日、常子らが早い時間に帰宅してきた。常子らとともに、花山伊佐次(唐沢寿明)がお見舞いに訪れた、という回だった。