ブラッド・ピット(52)とアンジェリーナ・ジョリー(41)が14日、自家用ジェット機内でけんかした時の様子が、ビデオカメラに映っていたとの報道が浮上。内部関係者はビデオについてUSウイークリー誌に、「ブラッドが酒に酔い、怒鳴っている姿が映っているが、暴力などは全くない」と語っている。  

 さらに米情報サイトTMZの報道によると、ピットが長男のマドックス(15)を虐待したとの情報が匿名で報告された後、ロサンゼルス児童家庭サービス局が調査に乗り出しているが、報告の内容とは、「飛行機が離陸した直後、夫妻が口論し始め、マドックスがジョリーを弁護するため、2人の間に割って入った。ピットがマドックスを手で突き、たたいたため、ジョリーがピットを止めた」というものだったらしい。

 ここで問題になるのは、「ピットがジョリーと口論していたのか、あるいはマドックスの機内での振る舞いに怒ったのか?」「ピットが息子に故意に触れたのか、誤って触れたのか?」「ピットは事件当時、酒に酔っていたのか?」という点だ。

 児童家庭サービス局の調査では、ピットは酒に酔っていたと報告されているようだが、ジョリー側は、ピットは口論当時はしらふで、後から酒に酔い始めたと主張しているという。

 ジョリーは6人の子供たちの単独親権を求めているが、ジョリー側の情報筋によると、ピットのアルコール依存症が問題であるなら、離婚には至っておらず、すべては子供を守るための決断だったという。

 ピットは子供への虐待について完全否定しているが、複数の情報筋らがTMZに語っているところによると、ピットは過去に子供たちを叱るとはあったものの、手をあげたことはなく、ジョリーはジェット機内での一件で、離婚を決めたという。(ニューヨーク=鹿目直子)