NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の最終回10月1日の平均視聴率が21・8%(関東地区)だったことが3日、ビデオリサーチの調べで分かった。ドラマの期間平均視聴率は、22・8%(関東地区、同調べ)だった。

 NHKの朝ドラでは、前作「あさが来た」が期間平均視聴率では、今世紀最高の23・5%(関東地区、同調べ)を記録していた。「とと姉ちゃん」も高視聴率だったが、「あさが来た」には及ばなかった。

 「とと姉ちゃん」の中での最高平均視聴率の回は、8月17日で常子(高畑充希)が、かつて帝大生で常子にプロポーズした星野武蔵(坂口健太郎)と再会した回で25・9%を記録した。最低は8月6日で、放送時間が変わった影響もあり、18%だった。

 最終回は、常子は夢の中で、とと(西島秀俊)と再会する。常子は、出版社の中を案内し、これまでのことを報告する。

 ととは「よく頑張りましたね」といって、子供のころのように頭をなでて、ほめてくれた。

 目が覚めると、家の庭で鞠子(相楽樹)や美子(杉咲花)の家族が幸せそうに会話していた。

 常子は子供のころにたてた「家族を守る」「鞠子と美子を嫁に出す」「家を建てる」という3つの誓いを達成したことを実感したのだった、という回だった。