生田斗真(32)が映画「先生!」(三木孝浩監督、来年秋公開)に主演することが26日、分かった。初共演の女優広瀬すず(18)と、教師と生徒の純愛物語を繰り広げる。

 原作は、96年から03年まで「別冊マーガレット」で連載された少女漫画。累計発行部数570万部のヒットコミックだ。生田は主人公の真面目な世界史の高校教師、伊藤貢作を演じる。広瀬演じる生徒の女子高生、響からいちずな思いをぶつけられるが、教師という立場から素直になれない。不器用で純粋な、2人のじれったい恋愛模様を描く。

 生田が王道の恋愛ストーリーに出演するのは12年の「僕等がいた」以来5年ぶり。その後「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」(14年)で体当たりの潜入捜査官を、「彼らが本気で編むときは、」(来年2月25日公開)で性同一性障害の男性を演じるなど、演技の幅を広げてきた。広瀬は今年公開の作品だけでも「ちはやふる」「四月は君の嘘」など4本の映画に出演。注目の初共演となりそうだ。

 生田は「映画に対して、お芝居に対して、とても誠実な広瀬さんとご一緒できること、今から本当に楽しみにしています。キュンキュンを超えて、ギュンギュンする映画を作ります」と宣言。一方の広瀬は「少し恥ずかしい気持ちもありますが、伊藤先生への気持ちを大切に、先生のことを大好きになりたいと思います」と話している。