俳優石原裕次郎さん、石原プロモーションを支えた、同プロ元専務の小林正彦(こばやし・まさひこ)さんが10月30日朝、虚血性心不全のため都内の病院で死去したことが3日までに分かった。80歳。葬儀は近親者で行った。コマサの愛称で親しまれ、石原プロの「番頭」として映画、ドラマ、イベントなどを仕切った。

 三重県生まれで、日活ホテル入社。日活撮影所俳優課に異動。担当ではなかったが、裕次郎さんからたびたび応援に呼ばれるようになった。裕次郎さんが63年に石原プロ設立した後も、作品の製作担当として実務面の指揮をとった。

 69年「栄光への5000キロ」でアフリカロケの準備などに奔走し石原プロ入り。「西部警察」などドラマの制作も手掛けた。