スター・ウォーズシリーズ最新作「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」が今日16日に公開される。40年前の第1作「新たなる希望」の直前を描く作品を一足先に見た。
SWオタクを自認するギャレス・エドワーズ監督(41)は随所にらしさと新味を加え、テンポがいい。強大な帝国軍から、究極兵器の設計図を盗み出すヒロイン(フェリシティ・ジョーンズ)と5人の戦士には「七人の侍」のにおいがする。ジョージ・ルーカス氏が黒沢明作品に傾倒し、立ち上げた原点への回帰か。5人の中には「椿三十郎」や「座頭市」もいる。ちょっと汚れてタフな素浪人風がシリーズのセピアな色合いになじむ。
ダース・ベイダーは歌舞伎の見せ場のように登場しなじみの宇宙船やキャラクターの登場には無理がない。ファンにはなるほど感があり、初SWという人にもとっつきがいいだろう。
ヒロインの父親は究極兵器の設計者という設定で、シリーズテーマの「父子の愛憎」も踏んでいる。
第2作「帝国の逆襲」(80年)を最高傑作という声がいまだに多い。今作も昨年の10年ぶりシリーズ復活から数えれば2作目。SWは2番目に大当たりがあるということか。【相原斎】



