SMAPの中居正広(44)がフジテレビ系「SMAP×SMAP」最終回で披露した意味深な“サイン”を、テレビ朝日の大下容子アナウンサー(49)やミタパンことフジテレビの三田友梨佳アナウンサー(29)は「またね」のメッセージと受け取った。

 SMAPは26日放送の同番組で、メンバー5人による最後のステージを披露。代表曲「世界に一つだけの花」を歌唱して番組の20年9カ月の歴史に幕を下ろした。中居はその中で普段とは違う振り付けを披露。5本の指を1本ずつ折り曲げてカウントし、最後に広げた手のひらを振るというものだった。

 放送翌日の27日、各局の情報番組はこぞって同番組の終了を伝え、その内容とともにSMAPの歴史を振り返った。テレビ朝日系「SmaSTATION!!」で香取慎吾と15年にわたって共演する大下アナは同局系「ワイド!スクランブル」で、涙をこらえるように笑顔を作りながら「やっぱり寂しいです」とコメントした。

 稲垣吾郎と草なぎ剛の不祥事など、過去にはピンチもあったSMAPについて「そういう辛い経験を乗り越えて、またさらに人の痛みがわかる優しいグループになっていったという印象があります」と語り、「やはり昨日の番組を拝見しても、こんなに大きくてこんなに愛されるグループはないと思う。いろいろな経験を糧にしてきたグループなので、今回の経験も底知れぬ力のあるメンバーのみなさんなので、今後も応援していきたいです」とコメント。さらに中居のサインについては「リーダー中居さんの万感の思いがこもったメッセージだったと思います。バイバイなのか、『またね』と思いたいところもあり…ほんとに、リーダーとして素晴らしかったなぁとあらためて思います」と語った。

 フジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」では、安藤優子キャスターが「居て当たり前みたいに思ってきた存在だったので、居ないことに対しての恐怖感というのか、居ないことにどうやって慣れていったらいいんだろうという困惑みたいなものがある」とコメント。一方、三田アナは大下アナと同様、中居のサインを「5人がギュッと集まって、また戻ってくるから『またね』の手の振り方。さよならのバイバイじゃなくて」と、再びSMAPとして全員が集うことを期待。代打でMCを務めている俳優の八嶋智人は、ザ・タイガースが解散から40年近い時を経て再結成したことを例にあげ、「今から40年後、僕は86歳なんで、ライブに行きます」と笑顔を見せた。

 日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」では、宮根誠司アナが「現実味がない」とコメント。自身が「ビストロSMAP」にゲスト出演した当時を振り返った。緊張しきりだったという宮根アナだが、「メンバーは代わる代わる、ティッシュをくれるんですよ、『汗拭いて』って。優しいなぁと思って。それがすごく印象に残ってる。すごく気を使ってもらった」とメンバーの人柄を表すエピソードを明かした。

 国民的グループの解散に、「日本中に…日本を問わず(世界中に)幸せな時間を与え続けることのプレッシャーだとか思いだとか、あったと思うんですが、それは誰も行き着いたことのない領域ですから、誰もメンバーの気持ちはわからないと思う」と前置きした上で、「本当に楽しい時間をありがとうございました、という思いしかない」とコメント。「胸の中にポカンと(穴が)空いたような気がするんですが、また時がたって、集まってくれないかな」と近い将来の再結成を期待した。