白組のV6井ノ原快彦(40)が、紅白歌合戦への出場を辞退し、年内で解散するSMAPに「あの方々が決めたことは僕はもう、真っ正面から受け止めようと思っていますので。本当に『ありがとう』の一言しかない」とメッセージを送った。

 井ノ原は昨年、紅白歌合戦の司会を務めた際、中居正広(44)に舞台裏で励まされ、支えられたエピソードを明かし、感謝。そして「何かあったら、僕らはいつでも着いていきます」とも口にした。

 「今日は29日? もうすぐですね。去年、僕は初めて司会させていただいて…SMAPがいなかったら僕は司会が出来なかったと個人的には思っている。裏で中居君が何回も僕のところに見に来てくれて『お前、ここまで最高だぞ。全然出来る。こんな出来ると思わなかった』とすごく盛り上げてくれた」

 その上で、SMAPが目標の存在であり続けたと吐露した。

 「結成当時から、ずっと僕は背中を追い掛けているので、あの方々が決めたことは僕はもう、真っ正面から受け止めようと思っていますので。本当に『ありがとう』の一言しかないですね。僕らはSMAPがなかったら…いなかったら、ここまで来てないんじゃないですか? 道を作ってくださった方なので」

 26日にフジテレビ系で放送された「SMAP×SMAP」の最終回で、メンバー5人が東日本大震災と熊本地震の支援を訴えた姿勢も、受け継いでいくと誓った。

 「『SMAP×SMAP』を見ていて、皆さんも気付いたと思うんですけど、最後の最後まで東日本大震災と熊本(の被災地支援のお願い)を、最後までやったんですよ。自分たちのことだけでも大変なのに、みんなのことを心配してる…その精神は、受け継いでいかないといけない。僕らが、どこまでできるか分からないですけど…そこは、しっかり受け継がせていただきたいし、また何かあったら、僕らはいつでも付いていきますよ、って感じ。まぁ、これからも個人個人とのお付き合いは、ずっと続けていくつもりですので。見守っていてほしいなと思います」

 V6のメンバーたちは、井ノ原の話を、時にうなずきながら神妙な面持ちで聞いていた。