MBS(大阪市北区)の三村景一社長(62)が19日、大阪市内の同局で年頭定例会見を開き、今年3月までの65周年イヤー“大トリ”に、明石家さんま(61)を起用した特番を制作すると発表した。

 さんまは同局ラジオ「ヤングタウン」に40年近く出演を続け、テレビでは「痛快!明石家電視台」(月曜午後11時58分)を持っている。

 三村社長は「さんまさんには毎回、大阪に来てもらって、番組も大事にしてもらい、感謝している」と言い、節目イヤーの大トリがさんまに決まり「本当によかった」と話した。

 特番の放送時期は4月以降にずれ込む可能性は高いが、収録は「年度内に」予定。「-電視台」に新設された人気企画「実際どうなん!?」をもとに「大阪のテレビって、実際どうなん? と、トークしてもらう番組にしたい」と説明する。

 同局スタッフによれば、すでにさんまとも交渉を終え、さんまは「おもしろそうやな。ほな、やろか」と快諾。「(さんまは)肩に力が入らない、自然体の様子で、(オファーを)受けていただいた」と語った。

 また、同局は系列キー局のTBS系が「報道の日」「音楽の日」を設けていることにならい、今年から「アートの日」を制定。3月下旬の週末を候補日に社屋のある茶屋町一帯で、関ジャニ∞・丸山隆平(33)小島瑠璃子(22)らによる公開イベントを実施することも発表した。

 65周年イヤーのラストスパートかけるイベントにする意向。メイン進行には同局「サタデープラス」(土曜午前8時)に出演する丸山、小嶋を軸とし、4~5時間の規模で公開生中継を予定している。