沖縄で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」で22日、女優南野陽子(49)が「NANNO 30th&31st Anniversary film concert『フィルムの向こう側からこちら側に』」に出演した。

 昨年2月と6月に開催された30&31周年記念コンサートのDVDをスクリーンに映し出し、南野がタレント藤井隆(45)らと解説しながら、300人のファンと鑑賞した。

 86年のヒット曲「接近(アプローチ)」を歌いながら登場した南野は、「もう30年も昔のことだから」と照れながらも、スクリーンに映し出される「夏のおバカさん」「ダブルゲーム」「吐息でネット」らを歌う自身について解説。「このドレスは3万円」などと意外な情報を盛り込みつつ、泣きそうになったシーンでは「(ファンの)みんなをおイモだとかキャベツだとか大根だとか思って、気持ちを壊すの」と明かした。

 最後に30万枚を超す最大のヒットとなった、88年の「吐息でネット」を生歌で披露。サビの ♪吐息~でネット をファンと一緒に歌い上げた。「歌っていたのは30年のうち最初の3、4年だけ。その間は生意気だとかいわれたけど、待っててくれた方に感謝しても、感謝しきれない思いです。でも、もう2度と(コンサートは)しないから」とキッパリ。藤井が「お願いしても駄目ですか」と詰め寄ると「みんなが応援してくれれば、出せるんだけどね」と、いたずらっぽく笑った。