タレントで歌手の湯原昌幸(70)が26日、東京・港区の烏森神社で新曲「北街・辛口・恋酒場」のヒット祈願を行った。

 同神社は、芸能の神といわれる「天細女命(アメノウヅメノミコト)」をまつっている。「『神頼み』という言葉もありますが、何とかこの曲をヒットに結びつけたい」と意欲を語った。

 1964年(昭39)に名門バンド「スウィング・ウエスト」に入団。その後は司会、俳優、コメディアンなどとして活躍し、ソロ歌手としても「雨のバラード」が120万枚を突破。マルチタレントのパイオニアとして各ジャンルで存在感を放ってきた。

 「自分の曲は、これまで『冬桜』などスローな曲が多かった。新曲はベンチャーズサウンドのにおいがする。歌詞も江戸言葉で謎解きみたいなにおいがする。興味を持つのがは歌詞が先でもメロディーが先でも、楽しんで聞いて欲しい」とアピールした。

 83年に結婚した荒木由美子(57)との、おしどり夫婦ぶりは良く知られている。来年で結婚35年。「2人で楽しく健康でやっていこうと話している。これからは、食事と睡眠、そして適度な運動が大切。『体力温存』をテーマに、80歳でも活躍している加山雄三さんを見習って頑張っていきます」と、さらなる飛躍を誓った。