俳優小出恵介(33)が30日、東京・渋谷のNHKで、同局ドラマ「神様からひと言~なにわ お客様相談室物語~」(6月10日スタート、土曜午後8時15分)の試写会に登壇した。

 同ドラマは、直木賞作家・荻原浩氏原作で食品メーカーの「お客様相談室」に配属された会社員が、個性あふれる仲間たちとクレーム処理に奮闘する中で、自分の人生を見直していく物語。

 小出は、曲がったことが嫌いな熱血漢だが、時々、正義感があふれすぎて上司と衝突してしまうこともある主人公・佐倉凉平を演じる。現在は、大阪で撮影中といい「通天閣やオシャレな場所で、観光気分を味わいながら撮影しています」と充実の表情で話した。

 一方で、ドラマではクレーム処理係だが、取材陣からこれまで受けた一番のクレームを質問されると、「(若い頃)映画『パッチギ!』で、あまりにも演技ができなくて(井筒和幸監督に)『お前のギャラよりもフィルムが回っている。フィルム詐欺だ』と言われたことがあります」と、新人時代のほろ苦い思い出を振り返った。

 段田安則(60)岸井ゆきの(25)も出席した。