千葉県東金市の保育園児殺害事件の報道をめぐる週刊誌「フラッシュ」の記事で名誉を傷つけられたとして、TBS(現TBSホールディングス)が16日までに、発行元の光文社に500万円の損害賠償などを求め、東京地裁に提訴した。同日の第1回口頭弁論で光文社は争う姿勢を示した。

 訴状によると、フラッシュの08年12月30日号は「『TBSスクープ美人記者』の“行きすぎ”取材」とする見出しの記事を掲載。記者が容疑者の男をカラオケに連れ出したような印象を与えた。TBS側は「カラオケには行ったが、誘ったのはほかのメディアの記者で記事は事実に反する」と主張している。

 光文社は「係争中なのでコメントは差し控える」としている。

 [2009年4月16日20時2分]ソーシャルブックマーク