小学5年の26%がインターネットで物品を売買した経験があることが16日、日本PTA全国協議会の調査で分かった。中学2年は43%に上った。

 分析した明石要一千葉大教授(教育社会学)は「承諾を得て親のクレジットカードで買い物をしていると思うが、家庭で金額や買う物のルール作りが必要」としている。

 昨年11月に調査し、全国の小5と中2、保護者計7651人が答えた。

 取引した物品(複数回答)は、小5はゲーム類の10%が最多で、ファッショングッズ9%、スポーツ用品7%。中2はファッショングッズ16%、ゲーム類16%、画像・音楽14%の順だった。

 また、保護者が子どもに見せたくない番組は「ロンドンハーツ」が8年連続、見せたい番組は「世界一受けたい授業」が5年連続で1位だった。

 見せたくない番組(二つまで回答)はロンドンハーツ14%、「クレヨンしんちゃん」7%、「めちゃ×2イケてるッ!」6%。見せたい番組(同)は、世界一受けたい授業11%、「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」9%、「龍馬伝」4%の順だった。