過酷なウルトラマラソンの元祖・スパルタスロンを完走し、地球を一周するアースマラソンも無事に終えた“鉄人芸人”の間寛平(64)が、生涯初の骨折をしていたことが3日、分かった。寛平はこの日、東北3県(岩手、宮城、福島)のグルメを集結させた「東北わくわくマルシェ」(13日~来年1月7日、同1月19日~同2月23日=西梅田スクエア)会見にスリッパで出席。右足親指を2カ所骨折し、全治1カ月と診断されたことを明らかにした。

 寛平によると、先月29日、自宅で競馬の予想をしていたところ、移動しようとして、家具に右足の親指を強打。それでも「足をバーンとぶつけたら、頭のピコピコもバーンとなったんで、痛みも飛んだ」と、意味不明な“寛平語”で説明。その後、痛みがまひしていたのか、砲丸投げを40分に加え、5~6キロランニングを敢行した。

 当初から、練習の予定だったといい、病院にも行かず、そのままテレビ収録へ。そのころから「足が痛くて、頭が回らん」状態になったものの、翌30日は愛媛・今治で仕事があり、結果、負傷から3日経った今月2日、やっと病院へ行き、骨折の診断を受けた。

 「いや~でも、足をバーンと当てたら、競馬も当たってん!」とか。JCダートで3連単(2万4000円)を的中させ、“当たりづくし”に笑顔を見せた。

 ただし、寛平といえば、先日、なんばグランド花月で、新ヒーロー「先っちょマン」のイベントを行い、お披露目したばかりだが、先のとがったブーツはしばらくはけないため「先っちょマンも1カ月はお休みやわ…」と落ち込んでいた。

 また、この日、発表された震災復興支援の「東北わくわくマルシェ」への参加は決まっていないが、寛平は自身も、兵庫県宝塚市の自宅が阪神大震災で全壊した経験があり「僕も何かお手伝いしたい」と訴えていた。