第2回市川森一脚本賞の受賞者が8日、都内で発表され、昨年1月期のフジテレビ系ドラマ「ラストホープ」の脚本を手掛けた浜田秀哉氏(41)が受賞した。

 会見に出席した浜田氏は「励みになります。市川さんの賞に恥じない作品を作り続けたい」とあいさつした。

 同賞は11年に亡くなった市川さんの功績をたたえ、次代を背負う優れた新進脚本家を選奨する。「ラストホープ」の脚本は選考委員から「多彩な人物の表現力と巧みな構成力がある」と評価された。作品は相葉雅紀主演の医療ドラマ。

 浜田氏は医療の専門知識があるわけではないが、「知らない世界を取材して書くのが楽しい」と脚本家の魅力を語った。