昨年8月にメジャーデビューした2人組覆面ユニット「みみめめMIMI」が22日、都内で初ライブ「Welcome

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 みみめめLAND」を開き、ボーカルのユカが声優タカオユキ(23)であることが明らかになった。これまではタカオが、慶大の同級生のイラストレーター・ちゃもーいが描くキャラクター「MIMI」の裏で歌い、イラストで視覚、音楽で聴覚を刺激する「視聴覚ユニット」として活動を続けてきた。

 タカオは日刊スポーツの単独取材に応じた。

 --正体を明かした今の気持ちは

 タカオ

 スッキリしました。顔を明かすというより、CDを作るたびに、みんなに直接、歌を届けたい、ライブを早くしたいという思いがどんどん強くなっていった。ライブが出来ることは大きいですし、幸せです。

 --顔を出せば声優と音楽の仕事の幅も広がるのでは

 タカオ

 タカオユキとしてだけでなく、みみめめMIMIとしてもこれから精力的に活動したい。声優も音楽業も100%の力を出してやりたいです。

 --絵の裏で歌っていたあなたが表に出たことで、今後、みみめめMIMIはどうなっていく

 タカオ

 目と耳で楽しむ、新しい形のものを届けたくてやってきました。みんなに届くといいですね。絵だけだったのが、自分も出るようになりますが、基本的にはこれまで通り、変わらず絵を押していきたいです。絵は、私が姿を隠すための存在だったわけではないので、私が姿を出したからといって、コンセプトは変わらない。ライブをする時だったりミュージックビデオだったり、絡めるところで新たな融合、みみめめMIMIの世界を表現できたら、と思っています。ライブでは、生身でぶつかっていきたいです。

 この日のライブでは、8月13日にリリースするファーストアルバム「迷宮センチメンタル」に収録された「センチメンタルラブ」など9曲を歌い、「センチメンタルラブ」のピアノバージョンでは得意のピアノでの弾き語りを披露した。歌うタカオの頭上に設置されたスクリーン内で、MIMIが走り、飛ぶアニメーションが流れ、ライブを見ながら新作アニメを見ているような、アニメファンも音楽ファンも楽しめそうな、独特の世界観が展開された。

 タカオはメジャーデビューと同年にテレビ東京系アニメ「君のいる街」で声優デビューを果たしたが、4月からTBS系で放送中の「ブレイドアンドソウル」のアルカ役で初の主役をゲットと順調だ。タカオとみみめめMIMIの今後に注目だ。