第39回報知映画賞の授賞式が17日、東京・芝のザ・プリンス・パークタワー東京で行われ、助演女優賞を授賞した元AKB48大島優子(26)らが出席した。「紙の月」はAKB48卒業後、初めて公開された出演作で、主演宮沢りえの同僚で、お調子者の銀行員を軽妙に演じた。

 純白のワンピース姿で登壇した大島は「お芝居の賞とは縁遠いと思っていた。この作品に出合えたことに感謝したい。時に励みに、常に自信に、これからの糧にしていきたい」とスピーチした。サプライズゲストでAKB48総合プロデューサーの秋元康氏が登壇すると、予想していなかった展開に、涙をこぼす場面もあった。

 主演女優賞を宮沢、主演男優賞は「永遠の0」の岡田准一、助演男優賞は「0・5ミリ」の津川雅彦がそれぞれ授賞した。作品賞・邦画部門は「0・5ミリ」だった。