男性デュオ、コブクロのハーモニーが日本列島を駆け抜けた。22日、和歌山市のビッグホエールで行われたライブ「コブクロ・ファンフェスタ」が全国民放FM53局で同時生中継された。昨年の「桑田佳祐ライブin石垣島」に続く試み。北海道から沖縄まで9都市10カ所で史上初の「パブリックリスニング」も行われた。

 コブクロ・ファンフェスタは、02年から毎年和歌山で開催され今年で8回目。黒田俊介(32)は「ツアーと違って、ざっくばらんな気持ちでできる」と話す。その恒例ライブ2時間半のうちの約1時間が、CMなしで全国に中継された。「蕾」「桜」などのヒット曲のほか新曲「虹」も初披露。01年3月22日にデビューした記念日に、FMを完全占拠した。

 和歌山はインディーズ時代の活動拠点。結成10周年の昨年は、野外で2万4000人を集めた。今年は全国生中継と年々スケールが大きくなっている。小渕健太郎(32)は「僕たちにはここがホーム。そしてラジオには、僕らの歌をエンディング曲にしてもらったことで自信と勇気をもらった思い出がある」と感慨深げに話した。藤原紀香との披露宴で陣内智則が弾き語りした「永遠(とわ)にともに」は歌わなかったが、最後はデビュー曲「YELL~エール~」を観客と合唱して締めくくった。

 8月22日からは14都市で32公演を行う全国ツアーがスタートする。09年最初のライブを電波を通して全国に発信したコブクロが、夏からは生の歌声を届ける。

 [2009年3月23日8時22分

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