人気ロックグループ、flumpool(フランプール)のボーカル山村隆太(25)が、6月上旬にのどのポリープ摘出手術を受け、1~2カ月間の静養に入ることが29日、分かった。同グループは全国ツアー「What’s

 flumpool!?」(40都市46公演)の最中でこの日、26公演目を東京・渋谷C.C.Lemonホールで行った。超満員となったが、誰も山村が決意を持って歌っていることは知らなかった。

 2月下旬、リハーサル中にのどに違和感を覚え、病院で検診を受けた。実はデビュー直後も異物感を感じ、検査でポリープが発見された。だが、すぐに人気が沸騰。09年7月からの初の全国ホールツアーと日本武道館での追加公演(2日間)も即日完売。年末にはNHK紅白歌合戦に初出場し、国民的な認知も得た。

 急速に変わる環境が、手術のタイミングを遅らせた。ポリープは急激に肥大化していた。フランプールの信条は「待ってくれているすべての方に感謝の気持ちを込めて歌いたい」。10万人動員のツアー最終公演は6月5日の沖縄。完走を熱望する山村は、その後の手術、静養を決めた。

 この日、アンコール後に、山村は6月23日に新曲「reboot~あきらめない詩~/流れ星」(ダブルAサイドシングル)の発売と、12月18、19日の大阪城ホール、同25、26日の横浜アリーナでのライブ決定を明かした。山村は「これまでが僕らの第1章で、第2章として新曲を発表します。rebootは『再起動』の意味ですが、つらいことがあってもみんなと一緒に乗り越えて行きたいという気持ちを込めました」。手術後の新曲発表で、flumpoolの“再起動”ともなる。山村は5月5日のTOKYO

 FM「SCHOOL

 OF

 LOCK!」(午後10時)で、手術に関してファンに報告することになりそうだ。

 [2010年4月30日8時2分

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