新しい歌舞伎座開場に合わせ、歌舞伎俳優約60人が東京・銀座をパレードすることが14日、分かった。今月27日に「GINZA
花道」と銘打って、中村時蔵(57)市川染五郎(40)市川海老蔵(35)尾上菊之助(35)らが銀座通り約400メートルを木やりや、まといを先導に紋付きはかま姿で練り歩く。歌舞伎俳優が銀座をパレードするのは初めての試み。来月2日の歌舞伎座開場を、世紀のお練りで盛り上げる。
4月2日からこけら落とし公演が行われる歌舞伎座の開場記念イベントで、歌舞伎俳優と一般ファンとの交流が初めて実現する。
歌舞伎座は、1889年(明22)に東京・銀座(当時京橋区木挽町)に建てられて以降、「銀座の劇場」として銀座の発展とともに歩んできた。そのため、開場を前に「縁の深い銀座で何かイベントができないか」と声が上がり、メーンストリートの銀座通りでパレードを開催することが決まった。歌舞伎座では27日に開場式、28日に歌舞伎俳優が総出演する顔寄せ手打ち式が行われるが、招待客が中心。今回のパレードが歌舞伎俳優と一般ファンが交流する唯一の開場イベントとなる。
当日27日は、午前10時から銀座通り口で日本俳優協会会長の坂田藤十郎らのあいさつなどセレモニーを行い、その後、江戸消防記念会なども協力して、木やりやまといが行列をにぎやかに先導する。その後を、時蔵、中村芝雀、中村福助、中村翫雀、中村扇雀、中村橋之助、染五郎、尾上松緑、市川猿之助、菊之助、海老蔵、片岡愛之助、中村獅童、中村勘九郎、中村七之助ら約60人の歌舞伎俳優が紋付きはかま姿で銀座4丁目交差点までの400メートルをゆっくりと練り歩く。大幹部は午後に歌舞伎座開場式で「三番叟(さんばそう)」などを踊るため、パレードは歌舞伎界の次代を担う中堅、若手が中心となる。歌舞伎の長い歴史でも、銀座パレードは初の試みだ。
関係者は「銀座が世界に誇れる街、世界に通じる観光都市になれば、という思いもあり、世紀の大イベントとして盛り上がってほしい」と話す。5万人以上の人出を見込んでいる。




