フリーアナウンサーの山岸舞彩(まい=26)が25日、東京・汐留の日本テレビで行われた同局系「NEWS

 ZERO」(月~木曜午後10時54分、金曜午後11時58分)の新キャスター会見に出席し、トレードマークだったミニスカートの封印を宣言した。前日卒業したNHK「サンデースポーツ」ではミニスカ姿で人気を得たが、4月からは見られなくなりそうだ。

 NHK卒業から約18時間後、山岸は“変身”して日本テレビに姿を見せた。前夜、最後の出演になったNHK「サンデースポーツ」では、太ももまで見える短いスカートをはいていたが、この日は立つと膝が隠れていた。取材陣からその理由を問われると、「こちらではミニスカートははかないです。だいたいひざ前後かなあ」とミニスカ封印宣言をした。

 番組の方針だった。山崎大介プロデューサーは「起用理由はミニスカートではありません。相手の懐に入るインタビューのスキルがある。カルチャーを担当するので、大物俳優やアーティストと1対1で向き合う。外面より内面で決めました」と説明した。

 山岸もそれを喜んで受け入れていた。

 「『足を出したい!』と思っていたわけではなく、周りがいいと思ってくれていたので(出していた)。内面を評価してくれて感謝します。もっともっと実力をつけなければと思います」。

 前夜は2年間キャスターを務めてきた番組で最後の出演にも、笑顔を通した。だが、本番終了後には感極まったという。「(野球解説者の)落合(博満)さん、大野(豊)さんがスタジオにいらして、緊張で最後だと忘れていましたが、控室に帰ったら号泣でした。成長させてもらい感謝したいです」。約18時間後に日本テレビで会見というスピード感には「まだ不思議な感覚ですが、こちらが主戦場になると思い、武者震いをするような感じです」と切り替えた。

 美人キャスターゆえに、プライベートも注目される。過去には「ZERO」でキャスターを務めた小林麻央がインタビューで市川海老蔵と出会って結婚。それに続く可能性を問われると、「(小林は)結果論だと思うんです。(先のことは)全く分かりませんが、私は仕事に重きを置き、相手と向き合うと考えたときに、今はそういう可能性はないのかな」と答えるにとどめた。【三須一紀】