綾瀬はるか(28)主演のNHK大河ドラマ「八重の桜」(日曜午後8時)が9月30日、東京・渋谷区の同局でクランクアップし、新島八重役の綾瀬は、額に青筋を立てながら号泣した。「新島八重さんを演じられて本当に幸せでした。最高の1年をありがとうございます」。被災地を思い続けた1年だった。昨年9月、福島でロケがスタート。最後も49歳の八重が、若き日に経験した会津戦争で人を撃ち続けた当時を顧み、「もっと他の方法があったのでは」と自問自答するシーンだった。「大変な時代を生きた東北の人たち。今も東北は大変な状態が続いています。簡単には言えませんが、前を向いていく『転換』をつくれたらと思い、やってきました」と1年の思いを言葉に込めた。