「現代のベートーベン」と称された作曲家佐村河内(さむらごうち)守氏(50)は、かつて歌手としてステージに立ち、「国内に目標はいない」と豪語していた。結婚直後の88年5月30日夜、東京・渋谷のスタジオでファーストライブを開催。翌31日に一部メディアで「第2の矢沢永吉

 レコード9社で

 前代未聞

 佐村河内守に“せり”」と報じられていた。

 同報道によると、ライブには観客100人のほか、レコード会社関係者らが駆けつけていた。当時の所属芸能プロダクション関係者がレコード会社9社を招き、同氏の契約についての“せり”となるパフォーマンスを行ったという。

 同氏はその場で「国内では目標にする人はいません。いまの日本のロックにないパワーを見せたい」と宣言。関係者からは「磨けば光る宝石の原石」と評されている。同報道のプロフィルでは「特技は水泳、カラテ(初段)」となっていた。