歌手May

 J.(26)がTBS系ドラマ「同窓生~人は、三度、恋をする~」(10日スタート、木曜午後9時)の挿入歌を歌うことが2日、分かった。新シングル「本当の恋」(8月13日発売)で、ドラマのヒロインの心境を表現しようと、レコーディングを6回行った力作。大ヒットアニメ映画「アナと雪の女王」の日本版主題歌であらためて注目された歌姫の意欲作として話題になりそうだ。

 「同窓生~人は、三度、恋をする~」は、漫画家柴門ふみ氏の同名作品のドラマ化。25年ぶりの同窓会で再会した男女が、ひかれあいながらも、それを許さない現実との間で葛藤しながら生きる姿を描く。主演は井浦新(39)で、ヒロインを稲森いずみ(42)が演じる。矢口久雄プロデューサーは、同ドラマの2大テーマ「大人の純愛」「人生のリセット」にぴたりと合う歌声の持ち主として、May

 J.に白羽の矢を立てて挿入歌を依頼した。「歌唱力と透明感のある歌声につきます」と話す。

 挿入歌「本当の恋」の歌詞にはヒロインの揺れる気持ちが込められている。あふれ出る気持ちをグッとこらえる胸の内を表現するため、当初、フルオーケストラの演奏をバックにレコーディングを行った。ところが歌唱による表現を突き詰めていく中、シンプルなピアノだけの伴奏で歌い上げる形を最終的に選択。歌詞の世界観を繊細に表現するバラード曲が完成した。

 May

 J.は「ドラマの中で流れることで、よりストーリーに入り込んでいただけたらと思います」と期待している。また「いろいろな世代の方に、自分の中にある、たった1つの『本当の恋』を大切にしたいと思ってもらえたらうれしい」と話している。稲森は「『目の前のあなたしかいないの』のフレーズを聴いた瞬間、熱く切ない思いがあふれてきました。(ヒロインの)あけひの心情そのままです。涙が止まりませんでした」と完成度の高さに感激している。

 May

 J.は「アナと雪の女王」の主題歌「Let

 It

 Go」で話題を集めたばかり。新シングル「本当の恋」の反響も注目される。