リオデジャネイロ五輪に出場する陸上男子100メートルの山県亮太(24=セイコーホールディングス)が、10秒09(追い風2・6メートル)で優勝した。

 スタートから体1つ分抜けると、上体がぶれないスムーズな走りで加速。10秒27で2位に入った大瀬戸一馬(法大)らを寄せつけなかった。

 追い風参考ながら好タイムを記録したが、レース後は「自己ベストくらい出ればいいかなと思っていた」と満足の表情はなし。「これからスピードトレーニングが本格的に始まる。今日の感覚を忘れずに日々練習したい」と、五輪本番での10秒切りへ気持ちを新たにしていた。