酒もメダルの力になる?

 リオデジャネイロ五輪女子レスリング代表の合宿が24日、都内で公開され、女子史上初となる4連覇を狙う伊調馨(32=ALSOK)が、本番1カ月前をきっても変わらず飲酒していることを明かした。

 女王にとってお酒はプラス要素でしかない。「アルコールはリラックスできる。次の日の活力としていければ悪いことではない」。始まりはビール。一緒に飲む相手や料理によって種類を変え、時には1人晩酌することも。「飲み過ぎないように」と酒とうまく付き合いながら調整していくつもりだ。

 また食事のこだわりも口にした。「もともと脂っこいものは好きじゃない。いつも通りの食事で」。リオ現地で大好きな大豆製品を食べられるよう納豆、豆腐、豆乳などを既にサポートスタッフに発注。足りない分は「自分で持っていく」と話した。

 気張らず自然体で臨む伊調がこだわるのは、自分の納得のいく勝ち方をすること。「ロンドンは思いきった試合が出来た。あれ以上の試合をやりたい」。結果も内容も伴った、価値ある金メダルを目指す。