日本代表MF小林祐希(24)が、国際Aマッチ2戦目で初ゴールを決めた。後半23分にMF永木に代わりボランチに入ると、後半ロスタイム、クロスのこぼれ球をペナルティーエリア中央で拾うと利き足と逆の右足でゴール右隅に突き刺した。ハリルホジッチ監督から「グチャグチャにするな」と指示を受けピッチに入ったことを明かし「余裕を持って入れた。日常生活から常に心に余裕があります」とさらり。初得点にも「極端なことを言えば練習試合。本戦で取りたいとより強く思うようになった」と切り替えた。

 13年の磐田在籍時は「サブのサブ」だった。当時の関塚監督から「今のままではお前は使わない。周囲を認めさせたら使ってやる」と言われた。以降、得点へのエゴを持ちながらも守備など献身的な姿勢が顕著になり、14年からレギュラーを獲得。攻守で周囲に認められる存在になり、今夏からオランダに渡った。

 オランダでは得点やアシストはないが、中盤での「バランサー」として勝利に貢献している。「得点、アシスト以外で効いている人はいっぱいいる。数字が付いてくればうれしいけどそうでないところも大事」とキッパリ。歯に衣(きぬ)着せぬ発言で「本田2世」と呼ばれる24歳が、確かな戦力として台頭した。【岩田千代巳】