サッカー日本代表の親善試合モンテネグロ戦(25日、静岡・エコパ)、ニュージーランド戦(29日、東京・国立)の開催中止が濃厚になった。日本協会の田嶋副会長が14日「正確な情報を集めて調査した上で、正しい判断をしたい」と話した。前日13日には小倉会長と協議後に「『東京、日本は大丈夫だ』と世界に伝える意味でも今こそやるべき」と意欲を示していた。

 被災地の深刻さが明らかになり、計画停電も発表された。同副会長は「状況が変わってきた」。軌道修正し、開催は白紙に戻った。同副会長は「16日までに(可否を)決める」と言った。現在、ザッケローニ監督はイタリアに緊急帰国中。メンバー発表は17日に予定も、今日15日にも中止が決まる可能性がある。