磐田のDFリーダー大井健太郎(32)が、スピード復帰を遂げた。6日、磐田市内で行われた次節ホーム神戸戦(10日)に向けた練習でフルメニューを消化した。大井は8月20日鳥栖戦(1-1)で負傷。「左大腿(だいたい)二頭筋肉離れ」と診断された。練習合流まで約3週間と発表されていたが、先週のうちに練習に合流。この日はミニゲームで若手選手を鼓舞するなど、完全復活をアピールした。「もう問題なくプレーできる。いつでもいけます」。

 欠場した8月24日の前節福岡戦(3-2)で、チームは第2ステージ初勝利を挙げた。磐田に残った大井はテレビ中継で仲間の戦いを見守った。「自分がいない時に勝ったことで、危機感がある。もっとやらないといけない」。チームのJ1残留と自分のために、次節からのリーグ終盤に全力で備える決意だ。【保坂恭子】