ガンバ大阪FWアデミウソン(23)の16日「大阪ダービー」セレッソ大阪戦(ヤンマー)出場が危うくなった。ACLアウェー江蘇戦(0●3)から一夜明けた12日、中国から帰国。アデミウソンは遠征に同行しながら、試合はベンチ外だった。長谷川監督は「右足に違和感があるみたい。昨日はドクターストップがかかった」と説明。3年ぶりに開催される大阪ダービーを中4日で迎えることもあり「まだ出場できるかは不透明な状態」とした。

 決定力不足に泣くG大阪にとっては大ピンチだ。ここ公式戦2試合は連続無得点で連敗中。その中でアデミウソンは今季公式戦10試合4得点と攻撃の柱だった。日本代表MF今野も離脱中で、DF三浦も前日の試合中に右足を痛めたため欠場する可能性がある。指揮官は「2人(アデミウソン、三浦)の状態は明日、明後日でしっかり見極めたい」と慎重だった。

 ブラジル人助っ人を欠けば、FW陣は長沢、19歳の高木、鹿島から加入したばかりの赤崎の3人だけ。特に長沢はここまで全試合出場で疲労も蓄積している。ライバルとの一戦はG大阪にとって大きな試練となりそうだ。【小杉舞】