<J1:広島1-0仙台>◇第30節◇26日◇Eスタ

 仙台が昨季優勝を争った広島に完敗した。失点は後半39分の1点だけだったが、シュート数は4対18。

 特に前半は広島の快足MFミキッチ(33)に手を焼き、何度もピンチを招いた。攻撃でも広島の分厚い守備を前に突破口を見いだせず、決定機は前半にFWウイルソンが相手のミスを突いてGKと1対1になった場面くらい。

 手倉森誠監督(45)は「広島のしたたかさ、強さを痛感した。去年は優勝を争ったが、我々は中位に甘んじているチーム。謙虚に受け止めて進む」と淡々と振り返った。

 残り4試合で暫定3位の浦和とは勝ち点10差。目標のACL出場圏内も厳しくなったが、MF梁勇基(31)は「結果を受け入れなきゃいけない内容だけど、今日も広島まで来てくれたサポーターがいる。1つでも順位を上げて終わりたい」と前を向いた。