<J1:鳥栖1-0磐田>◇第31節◇10日◇ベアスタ
磐田は完封負けで、J2降格が決定した。
監督交代もカンフル剤にはならなかった。開幕から低迷した磐田は5月に森下監督を解任。長沢ヘッドコーチが暫定的に指揮した後、ロンドン五輪で日本男子を44年ぶりのベスト4に導いた関塚隆氏(53)を新監督に迎えたが、J1残留は果たせなかった。
関塚監督は就任すると、どこか危機感に欠けるチームの意識を変えることに着手した。自覚を促すため、試合翌日には選手だけで試合映像を見直させて改善点を話し合わせた。元日本代表のベテランGK川口を先発から外し、刺激も与えた。しかし、選手は「笛吹けども踊らず」だった。
31節終了時で後半31分以降の失点は19に上る。総失点51のうち約37%がこの時間帯で、終盤の逆転負けや追い付かれての引き分けに勝負弱さが表れた。
五輪ではチームに団結力を植え付けて日本を躍進させた指揮官の手でも、元王者の没落は止められなかった。



