仙台は18日、仙台市内で取締役会を開き、本年度の収支が黒字となる見込みを示した。白幡洋一社長(69)は「入場料収入が苦戦して赤字になるのではという懸念もあったが、経費節減に努めた結果、何とか黒字で着地できそう」と説明。

 今季、ホームゲームの観客動員は1試合平均で1万4866人と昨季の1万6600人から大幅に減少。「ライトユーザーが(プロ野球)楽天さんに流れた。(リーグ戦13位という)成績の影響も、結構ある」と原因を分析した。

 また来季新監督就任が決まっているグラハム・アーノルド氏(50)について「与えられた環境の中で上位を目指すという姿勢が、僕らの考え方とフィットしている。(目標として)ACLに出場するとはっきり言ってくれているし、若手のさらなる活用に期待したい」と話した。