<J1:浦和1-0広島>◇第20節◇16日◇埼玉

 主力を欠く広島は、浦和に0-1で敗れた。前半は守備重視の戦術で、浦和守備陣が回すボールにも食いつかず、最終ラインに5人を並べて構えた。セットプレーから先制を許しても、焦らずに連続失点を阻止した。前半はシュート0本で折り返した。

 後半からはFW皆川佑介(22)MF野津田岳人(20)MFミキッチ(34)を次々と投入。同20分、右クロスに皆川が滑り込みながら合わせたが、惜しくもゴール左に外れた。同ロスタイムには、MF柴崎晃誠(29)が絶好のチャンスを迎えたが、シュートは浦和GK西川にセーブされた。

 柴崎は「チームとして、しっかり守備のブロックを作ろうと話していた。(後半ロスタイムのシーンは)最後に、ああいうのを決められる選手になりたい」と話した。