5月のドロー病克服へ、首位浦和が緊急ミーティングを敢行した。1-1で引き分けた3日のアウェー神戸戦から一夜明けた4日、埼玉に戻ると練習後にエンゲルス監督が急きょ選手を集合させた。同監督が帰りの新幹線で神戸戦の映像をチェック。「まずいのは、まず失点シーン」と修正ポイントを挙げて、大槻コーチに編集を任せ、ミーティングに間に合わせた。

 エンゲルス体制では初の試合翌日ミーティングには深い意味がある。昨年5月の成績はACLを含め、1勝6分けとドロー続き。昨年は5月3日の千葉戦から4連続引き分けと苦しんだ。今年も昨季同様、3日の神戸戦で先制しながら終盤に追いつかれた。同監督は「引き分けで首位を守ったのは大きい」と前向きにとらえながらも、ドロー病予防のために先手を打った。

 「薬」は早速、効いた。ミーティング後にはボランチを組んだ闘莉王と細貝がお互いの動きについて話し込むなど、相乗効果も生まれた。DF堀之内は「問題が大きくなってからでは、修正がきかなくなることもある。早めでやった方がいい」と歓迎した。開幕連敗後8戦不敗で首位キープも、勝ち点5差の間に8チームがひしめく混戦模様。9月にはACL決勝トーナメントが始まる。疲労蓄積の前に勝ち点の上積みを狙う。【栗田成芳】