シャムスカ大分が、節目の1勝で強豪クラブへの道のりを加速させる。9日の清水戦(九石ドーム)は、05年途中から采配を振るうシャムスカ監督にとってリーグ100試合目の記念試合。「100試合目の記念Tシャツでも作ろうかな」とジョークを飛ばしたが、クラブ歴代監督でJ1で100試合を迎えるのはもちろん初めてのことだ。

 7月は公式戦6試合負けなし。6日のナビスコ杯も引き分け、6月29日のリーグ神戸戦から現在、公式戦8試合無敗と勢いは止まらない。だが、8日の前日調整を終えたMF鈴木は「負けないことで自信も得ているが、上位クラブになるには勢いだけではいけない。まだぼくらは(クラブの)土台づくりをしている段階。1試合、1試合いろいろな経験を積み上げるだけ」と手綱を締める。

 ナビスコ杯で初4強を決め、5位につけるリーグ戦とのダブルタイトルも手が届くクラブに成長したのも「シャムスカ・マジック」と称される監督の手腕が大きい。GK西川、DF森重が北京五輪初試合に出場した7日も、VTRでの清水の戦術分析作業を最優先した。「7月負けなし?

 私としては年末まで無敗で行きたいと思っている」。これから強豪入りを狙うシャムスカ大分にとって就任100試合目はあくまで通過点。だが、勢いをさらに加速させる勝利は逃すわけにはいかない。【村田義治】