<J1:大分2-2清水>◇第20節◇9日◇九石ド
シャムスカマジックで執念のドローだ!
大分が清水相手に前半を0-2で折り返しながら、就任100試合目を迎えたシャムスカ監督が選手交代を行った後半、MF高橋大輔(24)の今季初ゴール、高卒ルーキー清武弘嗣(18)のリーグ戦初出場初ゴールが生まれて、勝ち点1をゲット。今季ホーム負けなしを11戦に伸ばした大分の勢いは止まらない。
就任100試合目でのリーグ戦でも「シャムスカ・マジック」がさえた。大分が「2つの初ゴール」で2-2で執念のドロー。「後半に入り、攻撃にダイナミックさが出た」。そう選手をたたえたシャムスカ監督だが、流れを呼び込んだのは紛れもなく監督の采配だった。
最初の初ゴールはMF高橋だ。後半開始からシャムスカ監督は186センチのFW森島を投入。その森島らが待つ前線に同16分、DF深谷がクロスを上げると、清水DFのクリアミスをゴール前で拾ったMF高橋が「力まず、冷静だった」とゴール右隅へ。J1、J2通算クラブ500得点の記念弾となった高橋の今季初ゴールで反撃を開始すると、後半33分にもシャムスカ・マジックが炸裂(さくれつ)した。
DF藤田に代え、高卒ルーキーのMF清武を起用。ダブルボランチのMFホベルトをDFに移し、清武、金崎のトップ下2枚にシステム変更した。「中盤の攻撃を厚く」というシャムスカ監督の狙い通り後半39分、高橋がゴール前で落としたボールに反応した清武が、貴重な同点弾となるプロ初ゴールをたたき込んだ。
清水のマークが森島に集中する裏を突く格好となった同点劇に、日本代表候補のMF金崎は「(2点目は)左サイドから攻めて(高橋)大輔さんが中に切り込めるようにした」と、指揮官の狙いを明かす。リーグ戦のホーム連勝は6で止まったが、ホームでの公式戦負けなしを11試合に伸ばし5位を死守した。「100試合は通過点。J1のタイトルを取るのは、誰もの目標だ」とシャムスカ監督。序盤の劣勢をはね返しての勝ち点1に、シャムスカ大分のさらなる可能性が見えた。【村田義治】




