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ホンダFC夢破れた/天皇杯

応援団へのあいさつ後も、顔を上げられないMF柴田(19番)ら
応援団へのあいさつ後も、顔を上げられないMF柴田(19番)ら

<天皇杯:鳥栖4-0ホンダFC>◇3回戦◇12日◇佐賀総合運動場

 県代表ホンダFCの夢は破れた。J2鳥栖に0-4で大敗し、2年連続のJ撃破はならなかった。前半2分にFKから先制されて、いきなり苦しい展開になった。その後は試合を支配したものの、後半は相手のカウンター攻撃に遭って3失点。現在5位でJ1昇格を争っている強敵を食らうことはできなかった。今後は気持ちを切り替えて、現在リーグ首位を走るJFLに集中する。

 顔を上げられなかった。遠路駆けつけてくれたサポーターに、MF早坂や糸数、柴田、DF牧野は最後まで頭を下げ続けた。ほかの選手も、0-4の大敗に下を向いた。「点差ほど個々の力の差は感じなかった。でも、球際の激しさ、切り替えの速さ、ひたむきさで、チームとして鳥栖に勝てなかった」。MF安部裕之主将(29)は唇をかんだ。

 いきなり足をすくわれた。前半2分、磐田から期限付き移籍中のMF船谷のFKから重要な先制点を許した。その後は試合を支配し、同7、24分に早坂、後半30分にはFW鈴木が決定機を得た。だが、ゴールは奪えず、反対にカウンターから3失点。静岡大4年の昨季、鳥栖に練習参加した早坂は「やれないことはない。でも、流れが変わる場面で決めてくるのが、カテゴリーの違いなのかなぁ」と実感した。

 J1昇格争い中の強豪に0-4。結果は順当だが、鈴木は「期待を裏切りたくなかった」。8強入りした昨季は東京V、柏、名古屋とJ勢を3連破。周囲に「今年は(決勝の)国立だな」と期待され、それが励みだった。今季のJFL開幕前に「リーグ奪還と天皇杯でJ勢に連勝」を掲げた。「Jに1勝ではまぐれだと思われる。重圧はあったが、期待に応えてこそ強いチーム」と安部主将。勝つ気でいて勝機もあった。だから余計、悔しさが募った。

 2年連続の快進撃はならなかった。だが19日から、現在首位のJFLが再開する。「結果を真摯(しんし)に受け止めて、つなげないと意味がない」と安部主将。ホンダの挑戦は、まだ終わっていない。【今村健人】

 [2008年10月13日11時47分 紙面から]


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