達也移籍直訴、ブンデス移籍急浮上
日本代表の浦和FW田中達也(25)が今冬、ドイツへ移籍する可能性が出てきた。田中達の田辺伸明代理人が7日、クラブ側との交渉で提示された3年契約を保留。今季で浦和との契約は切れるため、本人が来季の海外移籍を強く希望していることを伝えた。この日、田辺氏と提携関係にあるドイツ人代理人トーマス・クロート氏が浦和の非公開練習を視察。田中達のコンディションをチェックするなど、ブンデスリーガ移籍の可能性が急浮上した。
浦和と今季限りで契約満了となる田中達が、欧州挑戦の意向を正式に伝えた。同選手の代理人を務める田辺氏が7日午前、浦和の山道強化部長とさいたま市内で契約交渉を行った。3年契約を提示されたが、昨オフから契約延長オファーを断って欧州でのプレーを目標にしてきたFWに迷いはなかった。田辺氏は「今冬が移籍のラストチャンス」と、欧州挑戦の気持ちを代弁したという。これで移籍金ゼロで欧州クラブと交渉できる環境が整った。
移籍先にはブンデスリーガが浮上している。6日に田辺氏はビジネスパートナーのドイツ人代理人クロート氏とミーティング。クロート氏は7日、急きょ浦和の非公開練習の視察を決め、右太もも筋膜炎からカムバックしたばかりの田中達のコンディションをチェックした。同氏の関係者は「田中達の希望は確認している。当然、ドイツに持ち帰るリストに入っています」と明かした。
クロート氏は03年から高原の代理人を務めており、昨オフには長谷部のボルフスブルク移籍、小野のボーフム移籍を独クラブ側の代理人として橋渡しした人物。ドイツの中堅クラブを中心に強いパイプを持っており、ハンブルガーSV、フランクフルトなどが移籍先候補として挙がりそうだ。
浦和幹部は「当然、来季も残って欲しい軸の選手。一歩一歩、交渉していくしかない」と残留を強く求めているが、田中達の第1希望は欧州クラブ移籍。日本の誇るワンダーボーイの今オフの動向に目が離せなくなった。
[2008年11月8日8時34分 紙面から]
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