コンサドーレ札幌が地方交流を活性化させ、集客力アップを狙う。来季から札幌ドーム、札幌厚別での公式戦開催時に、道内市町村の催しを“コラボ”するプランがクラブで検討されている。矢萩竹美社長(58)は「札幌以外のキャンペーンをやっていきたい。ドームには大型ビジョンやスペースもあるし、展開は可能」と説明。道内各地にある後援会やサッカー協会を窓口に、市町村に要請する構えだ。

 市町村にもクラブにも、そしてサポーターにもメリットがある。Jリーグ公式戦の開催可能な競技場がない釧路や旭川などは、物産展開催などで観客の多数を占める道央圏の道民に特産品などをアピールできる。試合+アルファの魅力が出ることで、サポーターの足を運ぶ回数が増えたり、観客層の幅が広がる可能性もある。矢萩社長は「ある日は釧路の日、またある日は根室の日とか、紹介する役目を引き受けたい」と話した。

 今季までは道内各地でサッカーや食育教室などを実施してきたが、来季からは観客増、新規ファン開拓に直結する企画を優先させる。矢萩社長は「(これまでは)アピールが不十分だった。相手が50、100人相手で終わってしまっていた。戦略的にやっていきたい」と言う。J2で戦う来季は、観客動員数の減少は必至。歯止めをかけるために、ピッチ外でも盛り上げていく。